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2017年8月9日雑記『大人は判ってくれない』 



再認識しました。

私は、ゴダールではなくトリュフォーでした。

この数日『気狂いピエロ』、『勝手にしやがれ』というゴダール作品に多少食傷気味でした。

もちろん、好きな作品ではありますが、暴力と、切なさと、最終章はmort(死)なのです。

ゴダール作品にはこのパターンが多いのです。

そして、今回はフランソワ・トリュフォーの作品を鑑賞しました。

何とも言えない、普段着のままの、日常的な、懐かしい、切ない、心の故郷に出会った気持ちでいっぱいです。

『大人は判ってくれない(Les Quatre Cents Coups)』です。

訳すと「400回の殴打」ですが、どうもフランスの慣用句「faire les quatre cents coups」(「無分別、放埓な生活をおくる」といった意味)から付けられたとのことです。

1960年公開です。

主演はジャン=ピエール・レオ です。

彼は、現在でも活躍している、正にヌーベル・ヴァーグの申し子的俳優です。

甘いマスクの中にも、意志の強さを秘めた、まさに適役です。

この作品は、トリュフォーの少年時代がモチーフになっています。

トリュフォーはゴダールと袂を分かち合いましたが、私は理解できます。

ゴダール作品はどちらかと言うと、暴力と、切なさと死ですが、トリュフォーは普段着を着ている愛と、切なさです。

もちろん両方とも、いい面も悪い面もあります。

どいらが上か、下かという論議は無用でしょう。

ただし、私の最近の精神状態では、やはりトリュフォーなのです。

本当にこの作品は、全てが絵になります。

全てが、人生です。

全てのシーンがトリュフォーのメッセージであふれています。

今日は、本当に素晴らしい気持ちです。
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2017年8月8日 『勝手にしやがれ』 



本日はヌーヴェルバーグの金字塔であり、ゴダールの初長編映画を鑑賞しました。

脚本は何とトリュフォーです!

作品名は『勝手にしやがれ(A Bout De Suffle)』です。

日本語に訳すと一つは「虫の息」、もう一つは「感興が涸れる」なのですが、どちらなのでしょうか?

主演は、御年26歳のジャン=ポール・ベルモンドと20歳のジーン・セバーグです。

何と、この時のゴダールも弱冠28歳!

若いです!

私、この日でこの作品は3回観ています。

しかし・・・

今回は感動がほとんどありません!

確かに、この作品はそれまでの映画の技法に斬新さを取り入れているのです。

街頭カメラがひとつです。

街頭に小型カメラを持ち込み、待ち行く人々の中で撮影をするのです。

今では、当たり前でしょうが、当時では驚きの撮影のようでした。

しかし、私的には、この街頭撮影がどうも性に合いません。

行きかう人が、役者に気づいてしまう様が画面に捉えられてしまいます。

所詮映画の世界、フィクションの世界と分かっていても、なぜかノン・フィクションに入り込んでいる自分がいるのです。

大変白けます。

一気に現実の世界になってしまうのです。

また、アドリブの演技も取り入れてあったようです。

その場面は、分かります。

役者が少し照れながら演技をしているのです。

その他にも、撮影方法(かなり専門的)にも斬新性が取り入れられているとのことです。

この作品が、ヌーベルバーグ作品の金字塔であるという評価は正しいとは思います。

しかし私的には、全体として中途半端の感が否めないのです。

主演の二人の演技も大変稚拙です。

まあ、二人とも若いので致し方はないでしょうが・・・

ベルモンドは、まるで学生演劇の世界、またジーン・セバーグはナルシストすぎます。

おそらく監督、脚本家、演出助手のセバーグさんに対する思い入れが演技に反映されすぎていることだとは思います。

筋書も今一です。

最後の場面も、もう一工夫必要な気がします。

それにしても、現在の私は少し精神的に疲れているのでしょうか?

賞も受けたほどの名作をこれほどけなしているのは、もしかして世界で私一人かもしれません。

もちろん、素晴らしい演出、場面もありました。

ただしそれ以上に無駄な、必要のない演技、場面が多すぎるのです。

セバーグさんを、ナルシスト扱いしたつけは、その後の彼女の映画の世界で大成しなかったことにもつながるのでしょう。

申し訳ありません。

これほど酷評する自分が分からなくなりました。

次回は、トリュフォーの世界を覗きたいと思っています。





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2017年8月7日雑記 『気狂いピエロ』 

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今日はゴダール作品の『気狂いピエロ(Pierrot le Fou)』を鑑賞しました。

1965年公開のフランス映画です。

ストーリはここでは割愛します。

評価の分かれる作品ではありますが、純な気持ちで見ることをお勧めします。

私の好きなゴダール作品の一つです。

主演はジャン=ポール・ベルモンド、アンナ・カリーナです。

作品全体に流れる文学作品のような雰囲気と、美しさと、ユーモアさと、切なさに魅了されます。

ベルモンドの飄々とした雰囲気と、カリーナの自由奔放な雰囲気がゴダールのメッセージを作り出しています。

また、女性の持つ小悪魔性に翻弄される男の哀れさが他人ごとではありません(!)

それにしてもアンナ・カリーナはチャーミングです。

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自由奔放な、しかし少しアンニュイな女性を演じさせたらピカイチです。


彼女は現在76歳。

現在までに5度の結婚をしています。

公私とも自由奔放な女性のようです。

最後のシーンでの背景の真っ青な海と、切なさのコントラストは、正に人生です。



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2017年7月23日 『恋愛日記』 

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1977年公開フランス映画

監 督 フランソワ・トリュフォー

出演者 マルセル・ベール
      ブリジット・フォッセー他

『恋愛日記』を鑑賞しました。

この作品は原題『L'homme qui aimait les femmes』です。

日本語に訳すと『多くの女性を愛した男』です。

多くの女性と関係してきた中年の男、ベルトラン(独身)の話です。

彼は要するに『脚フェチ』なのです。

その女性遍歴の回顧本を出版するまでの物語です。

彼(マルセル・ベール)は普段は流体力学研究所に勤める真面目な研究員です。

しかし、とんでもない女好き、特に美しい脚をした女性を見かけると声を掛けざるえをえない性格の持ち主なのです。

とにかく、対照となった女性には知恵、策を講じて近づくのです。

彼は決して色男ではありません。

背も高くはありません。

性格も少し暗いのです。

しかし、女性を落とす術は超一流なのです。

そして中年になったのを機会に、これまでの女性遍歴を本にする決心をします。

彼が頼んだ女性タイピストは、その原稿の内容に大変嫌悪感を抱いて、途中で仕事を断ります。

仕方なく、パリの出版社に原稿を持ち込みます。

事前審査で、多くの審査員(全て男性)は、出版化は難しいと判断します。

しかし、ただ一人の女性である編集者ビジェー(ブリジット・フォッセー)は認めてくれます。

そして、出版化へと話は進みます。

印刷の途中で、彼は実はこの本は、彼をふった一人の女性に捧げるものであったと気づきます。

そして、そのことの献辞を付けようとしますが、印刷が進んでおり、できませんでした。

彼は、ある日これまでに遍歴を重ねた女性たちに手あたり次第に電話を掛けます。

ふいに寂しくなったのです。

どの番号も通じませんでした。

虚しくなり街へくりだしますが、途中で道の向こう側を歩いている女性の脚に目が釘付けになってしまうのです。

そして、無意識にその女性の方へ行こうと道を横切る途中で車に轢かれてしまいます。

一命を取り留めた彼は、ある病院のベッドで生命維持装置を付けて横たわっています。

ある日、巡回の若い女性看護師が見回りにやって来ます。

その女性は素晴らしい綺麗な脚の持ち主でした。

彼は、その脚に触れようとして、ベッドから転落します。

その際に生命維持装置も外れてしますのです。

彼の葬儀には大勢の女性達が参列します。

ほとんどが、彼が愛し、愛された女性でした。

編集者のビジェーはその様子を冷静に観察しています。

しかし、彼女もまたベルトランと一夜を共にしているのです。

彼女の方が彼に惚れてしまったのです。

棺には次々と土が掛けられます。

彼は多くの女性を愛し、愛された(!)のです。


この作品はフランスの画商、美術品収集家、編集者である、アンリ=ピエール・ロシェがモデルとなっています。

ロシェは74歳で作家デビューしたのです。

彼の生涯作品は2作だけです。

一つはこれもトリュフォー監督による『突然炎のごとく(Jules et Jim)』です。

トリュフォーがたまたま本屋で手に取って興味をひかれたのがこの本なのです。

それを映画化しました。


この『恋愛日記』は、単なる女たらしの作品ではありません。

トリュフォーのメッセージが至る所に見られます。

主人公ベルトランは確かに無分別に女性に近寄り関係を持ちます。

しかしながら、女性の方も決して彼から完全に逃げる訳ではないのです。

彼が、別の席の女性に視線を降り注ぐ中、実は女性も彼に視線を返しています。

最初は拒否の姿勢をみせながら、実はもしかして抱かれることを期待しているのです。


究極的なのは、インテリでもある女性編集者ビジェーが彼に一目ぼれし、ベッドを共にするのです。


このビジェーというインテリ女性の存在が、トリュフォーのメッセージを代弁しているかのようです。


この時代以前は、男性が女性を誘い、それもスマートな方法で最後は一夜を共にするというパターンでした。


それが、この時代あたりから、実は女性にも、男性を誘惑したい、また誘惑されたいという風潮がでてきたのです。


それは不道徳という観念からの解放でもあるのでしょう。


男も、女も平等に恋をしたい、それは最終的には、いやもしかして早い段階でセックスへと繋がるのです。


ビジェーがベルトランに一目惚れした理由がまた面白いのです。

それは、彼が部屋で着ていたセーターを脱ぐ際に、加えタバコのままであった、ということなのです。


男女の仲は不可思議でもあります。

論理的には説明が出来ないのです。


最後になりますが、ビジェー役の女優さん、どこかで見たような・・・気がしたのですが、

そうです!

ブリジット・フォッセーだったのです。


彼女は『禁じられた遊び』の女の子の役で出演していたのです。

本当に、知的美人になったと思いました。


次回もトリュフォーの作品を鑑賞したいと思います。

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2017年7月20日雑記 

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レンタルで『超高速参勤交代リターンズ』を鑑賞しました。

前回の続編です。

今回は、江戸から湯長谷藩に戻るストーリーです。

以前もこのブログでお話したように、湯長谷藩は私の妻の実家から徒歩5分の処にありました。

現在は中学校の敷地内に碑が残り、またお堀の痕跡が残っているだけです。

とにかく、面白い映画です。

何しろ、田舎侍(失礼!)の強いこと!

本当に敵なしであります。

特に佐々木蔵之介さん演じる藩主の居合道は素晴らしいの一言です。

但し、今回ではその居合道がほとんど見れませんでした。

少し残念でした。

また、今回も深キョンのキュートさに私はメロメロ状態でした。

或る意味素朴な演技がたまりません!

そして、何といっても悪大名役の陣内さんは大絶賛ものです!

素晴らしいインパクトがあります!

素の陣内さんのおちゃめな性格との対比が本当に面白いです。

さすが役者という感がします。

前回はいわきでは撮影は行わなかったようですが、今回はその反省を含めていわきでも撮影が行われたようです。

砂浜を闊歩するシーンがありましたが、あれは小浜海岸です。

私が夏、妻の実家に帰省するたびに家族でよく訪れたサンマリーナのすぐ近くにあります。

残念ながら、そのサンマリーナは東日本震災の津波で壊滅状態になりました。

再建に向けて現在復旧工事が行われているようです。

そして、そのマリーナのすぐ上にゴルフ場が併設されたホテルがあります。

確か、女優の伊東美咲さん(いわき出身)が、結婚前に彼氏とこのホテルに泊まったのではないかと思いますが・・・

そして、最後の場面でいわきの伝統芸能『じゃんがら念仏踊り』を踊る場面が出てきました。

もちろん全員地元のエキストラ、念仏踊り隊の皆さんです。

今回はおそらく30名以上に上ると思いますが、いわきの7か所から集められたようです。

ちなみに踊り隊は、いわきに地区ごとにかなりあります。

また余談ですが、この念仏踊りの発祥地はいわき平にあります菩提院です。

妻の実家のまさに菩提寺でもあります。

名僧袋中上人により始め伝えられたそうです。

また、沖縄のエイサー踊りもこの袋中上人によって始められたのです。

とにかく、この映画は前作もそうですが、勧善懲悪の権化のようです。

湯長谷藩の武士は討ち取られるものは皆無なのです。

本当に湯長谷の武士は強いです!?

まあ、それがこの映画を見終わった後も心が晴れやかになる証でしょう。

ほとんど文句のつけようがない映画ですが、私的の独断ですが・・・

最後の戦いの場面がもう少し工夫があればと思いました。

7人対1000人はまあ仕方ないとします。

その場面の最後の方に、江戸から大岡越前南町奉行が登場します。

私は詳しいことは分かりませんが、江戸の奉行が、いわきまで遠征してくるとは思えないのです。

また、佐々木蔵之介さん演ずる藩主が、陣内さんに対して、湯長谷藩に入るようスカウトしていました。

いくらなんでも、さんざん悪事を働いた大名を仲間に引き入れるとは、少し違和感を感じました。

私的には、もしかして、もしかして、この場面のセリフは佐々木さんのアドリブではなかったかではないかと・・・?

しかし、とにかくこの作品は最高に楽しめました!

監督、佐々木蔵之介さん、深田恭子さん、陣内孝則さん、ほかの出演スタッフの皆さんご苦労様でした!

最後に、影の主役のサルの菊千代さんに主演男優賞を進呈いたします。



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